YAMAHA SY77 のLCDモジュール交換 | |
![]() | |
![]() |
|
![]() |
|
●SY77のLCDの状態 液晶ディスプレイのバックライトがうっすらとしか光っていない! ↓ ELシートより寿命の長いはずのLEDバックライト(サイドライト)タイプの LCDモジュールに交換する。 [注意] |
|
![]() |
|
|BACK|HOME| | |
![]() |
周囲が明るければ見えるのだが… ELシートの寿命でほとんど光っていない。 ELシートの交換で見事復活するはずですが SY77を分解してみると液晶ディスプレイまで 到達するのは結構大変な作業。 思い切ってLEDバックライト(サイドライト)付き 液晶ディスプレイに交換することにしました。 |
![]() |
SY77をひたすら分解する。 コネクターや基板が多いので、 メモを忘れずに! ←ここがELシートで使う高圧を作っている インバーター回路。 都合良く別回路になっているので、 コネクターを抜けばインバーター回路を 眠らせておくことができるようだ。 赤白白(計3本)のケーブルが伸びているが 赤はGNDラインでした...orz |
![]() |
SY77に使われているDMF5005Nの ELNA製電解コンデンサーは、 見事に液漏れしていました… 漏れたままでも表示できていますが… DMF5005Nのバックライトに使われている ケーブルを載せ替えるLEDバックライト用 ケーブルとして再利用します。 あ、もちろんDMF5005Nは廃棄しません:) |
![]() |
載せ替え中のLCDモジュール。 LEDバックライトの分LCDモジュールの厚さが増えるので、元々のネジで固定する場合は、締めすぎないよう気をつけましょう。 旧OPTREX製のモジュールは高いので 中国製の互換品を使っています。 YB24064Bという型番のもので、 バックライトのLEDの色がYellowGreenのタイプです。 海外のサイトにNHD-24064WG-ATMI-VZ#に似た 反転タイプのLCDモジュールに換装する情報が見つかります。 DMF5005Nに繋がっていたバックライト用 ケーブルを流用したのはインバーター回路に 供給している電源が都合良く5Vだった為です。 YB24064BのLEDはかなり明るい為、 電流制限抵抗を少し大きめにして 80mA程度流れるようにしてあります。 |
![]() |
YB24064Bにそのまま載せ替えると YB24064Bの基板にチップ半固定抵抗実装用空きランドがあるモデルの場合、 10kΩ程度の半固定抵抗を実装して調整することで、 オリジナルDMF5005Nと同等のコントラスト 調整が本体のコントラスト調整ボリュームで調整できるようになりました。 (調整が面倒ではありますが...) ソフトウェアでコントラスト調整する機種の W5/W7/QS300ではこちらの方が良いかも。 青文字部分3.8.2016 訂正,追記 YB24064Bが生成する負電源を利用してコントラスト調整用電源にしてしまいます。 NHD-24064シリーズを使う場合はピンアサインが異なるので、データシートを参考に半固定抵抗を接続してコントラスト調整をすると良いと思われます。 LCDモジュールと全てのピンを結線せずに、左図の回路のように コントラスト調整用半固定抵抗を追加します。 (SY77のコントラスト調整ボリュームは機能しなくなります) 配線に間違いが無いことを確認し、ショートしないよう注意して借り組みします。 半固定抵抗を調整し、コントラストを調整します。 一度最適なコントラストに調整するとその後調整することは無いと言えそうなくらい安定しているようです。 |
![]() |
LCDモジュールを載せ替えた様子。 表示がしっかり見えるようになりました。 本来のバックライトはクールな青系のようですが、 EXシリーズやMOTIF風の色合いも良い感じがします。(^^)/ |
応用:DMF5005を採用している機種のYB24064Bへ交換例 W5/W7/QS300:問題無く交換可 B900/B900EX/SDX3000:LCDモジュールを取り付ける金具の向きを逆にすること(表示面側からネジ止め)で取り付け可能。 SY77/SY99:増えた厚みに対応するネジが必要/LCDの厚さに注意 QY300(DMF5005互換バックライト無しLCD):増えた厚みに対応するネジが必要 TG77:LEDバックライトモジュールの厚みが基板に実装されたダイオードに 干渉するため、ダイオードを基板裏側へ移動するなどの工夫が必要。 |
|
![]() |